翻訳の勉強法
いまでこそ私は英語が好きですが
そもそも中学3年間は英語は大の苦手で
テストも平均点に達した事がないくらい苦手でした。
高校1年の夏に父親と大喧嘩をして💦
食事の時以外は部屋にこもりっぱなしになっていた時期があり
その時に英語の成績が悪い生徒に与えられていた夏休みの宿題をひたすらしていました。
英語の構文という本をひたすら和訳していたのですが
その夏休みを機に英語が得意になりました。
その本で、文法を最後まで一通り勉強したときに、得体の知れなかった英語が、あ、日本語と同じなんだなと感じました。
そのたった一か月で
偏差値40台だったのが、常に60以上を取るようになり、塾の先生を驚かせました。
結局、英語もただの言葉、コミュニケーションのツールなので、
難しいわけがないのです。
アメリカ生まれの人は全員英語を難なく話しているわけだし。
慣れと学習方法次第かなと思います。
20代は英会話学校と語学留学。
30代になって初めて、翻訳の勉強を始めました。
私は日本では薬剤師であり、医学系の翻訳は高収入と聞いて(笑)
迷わず医薬翻訳を選び、その勉強を始めました。
翻訳の勉強は私は主に以下の①から③をしました。
①サンフレアの医療翻訳コースの通信講座
10万円くらいしたのだけれど💦
受講開始と同時に体調不良に陥りそのまま数年放置しました。
数年後、そのテキストを独学しました。
テキストを全部訳し解説を読みました。この時に得た翻訳の知識はとても役に立っています。医療翻訳なので、どれだけ正確に意味が伝わるように訳すかが大切です。
It はそれとは訳さず、必ず名詞に言いなおします。日本語では何回でも主語を出してもいいので、私は誤解を避けるためにしつこいくらい主語や同じ言葉を出すようになりました。これが、私の翻訳は読みやすいと言っていただける理由だと私は思っています。
②文法書と英文読解の本
これは後々書きますが、文を分析するのは私の趣味です。
分からない文が出てくると、やったーという感じで、分かるまで人に聞いたり考えたりして、分かった時が快感です。笑(そのために勉強している)
そのわりには関係代名詞と、仮定法は、今もまだ間違います。
何度でも復習をしないといけないのですね。
③洋書を読む
簡単な児童書、私の好きな趣味の本を読みました。
この①から③の勉強法を2年近くして(一日平均にすると、1時間くらい)
いよいよ、勇気を出して翻訳会社の医療翻訳のトライアルを受けました。
2回受けました。
一回目は、和訳。症例報告の和訳でした。
結果は不合格。英文の意味は取れているが、日本語が普通に医療で使う言葉を選んでいない、という理由でした。ショックだったし、日本語の方の医療系の文(論文アブストラクトとか、症例報告)をもっと読まないといけないのかあという絶望のようなものがありました。
2回目はチェッカーのトライアルを受けました。
これも不合格でした。
これは、よくわからないです!!
どこが間違っているのか、数字の使い方のきまりとか、そういうのも私は勉強していなかったので。
なんだか、不向きなのかなあと思いました。
でもこの時何回も受けて、何回目かに初めて受かったよという励ましの言葉をかけてくれる人がたくさんいました。ありがたかったです。^^
それから医療翻訳はしばらくいいや、という気分になり、
自分の好きな洋書を読むことと、TOEICのテキストに専念しました。
「英語が好き」は変わらなかったという事ですね。
つづく